①結論 — 「今ありません」は、聞き方が原因でした
一方、入替が終わった後に社内に残っている「山」は、100名以上の組織ならほぼ常にあります。
だから最初の一言をこう変えます——「前回入れ替えられた時の古い機械、まだどこかに置いてありませんか」。 これだけで「ないです」で終わる構造そのものが変わります。
なぜ山は常に残るのか(この設計の土台)
入替には日付があり、予算があり、実行する業者がいます。動かないと業務が止まるからです。 ところが処分には日付も予算科目も担当者もありません。しかも消去の方法を決め、業者を選び、稟議を通すという追加の判断が要ります。 だから入替が終わった瞬間に社内の優先度がゼロになり、古い機械は「一旦倉庫へ」送られて、そこで止まります。
動くのは「その場所が必要になった時」だけ——新しい売店を開く、フロアを改装する、倉庫を取り壊す。これが実際の引き金です。
「各階に100台程の処分機器がフロア内に点在して溜まっており、安全面も含め早急な処分が求められておりました」「用意した保管場所では足りず民間物流会社の営業所や倉庫にまで機器が滞留」(ブロードリンク)
萬年様側も——什器を院内保管(Vol.03)/地下倉庫と各教室(Vol.04)/自社の保管スペースが限られる(Vol.07)/保管スペースが小さく年に複数回(Vol.10)。
買い手本人の言葉——「買い替えたパソコンが何台か、そのまま置いてあります」「とりあえず会社の棚や倉庫に置いている」
重複を除くと順位が変わります——滞留・PC以外・自社作業の負荷が上がり、複数拠点とセキュリティは定型句に落ちます (「セキュリティ」は「セキュリティ面を担保しつつ」という枕詞が大半で、決め手ではありませんでした)。
②送り先リスト — 何社に、どうやって届くか
5本すべて、萬年様からいただいた顧客・リード8,497件と突き合わせ済みです。除外の線は「アプローチNG・取引開始・取引終了は当てない」。商談済みのリードだけは印を付けて残してあるので、当てるかどうかはご判断いただけます。この突合は、社名の書き方の違いで取りこぼしが出ないよう3段階でやり直しました(下記)。
① 全角と半角、記号、長音の違い「株式会社RS」と「株式会社R's」/「G&T」と「G&T」/「インターウォーズ」と「インタ―ウォーズ」(長音記号が別の文字)
② 運営法人名が付いているかどうか「新松戸中央総合病院」と「医療法人財団明理会 新松戸中央総合病院」/「上都賀総合病院」と「上都賀厚生農業協同組合連合会 上都賀総合病院」
③ 法人と、その傘下の学校「学校法人早稲田大学」と「早稲田大学高等学院」/「呉竹医療専門学校」と「横浜呉竹医療専門学校」
④ 同じグループの別会社「日立システムズ」と「日立システムズパワーサービス」/「ALSOK」と「ALSOKファシリティーズ」
⑤ アルファベット表記とカタカナ表記「JET日本語学校」と「ジェット日本語学校」/「OTC」と「株式会社オーティーシー」/「iSA」と「株式会社アイエスエイ」
特に⑤は1文字も共通しないので、どんな機械処理でも永久に見つかりません。 そこで、名簿を丸ごとAIに読ませた状態でもう一方を1件ずつ照らし合わせる方法に切り替えました。
なお、機械でもAIでも判断がつかない先は、除外せず印を付けて残しています——例えば「グローバル・ソリューションズ」と 「アルバトロスグローバルソリューションズ」は別会社ですが、「東京慈恵会医科大学」と「同 葛飾医療センター」は同じ法人です。 このような先の一覧をお渡ししますので、ご確認いただけますと確実です。
| # | リスト | 件数 (除外後) | フォーム | 電話 | 商談済 (印付き) | 作り方と、このリストの特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ① | 販社・OA機器・NW工事・情報セキュリティ | 1,551 | 1,551 100% | 1,317 85% | 0 | 企業データベースの業種で抽出。萬年様の既存顧客・リードと1件も重なっていません=完全な未接触の面。1社獲れば繰り返し案件になる層 |
| ② | 学校法人 専門999・私立中高832・大学短大350 | 2,049 | 2,049 100% | 2,046 100% | 41 | 7都県の公式名簿から全校を転記→公式サイトを電話番号の一致で特定→巡回してフォームと部署別の電話を抽出。事務局・総務・入試など部署別の直通電話が1,357校分あるので、代表番号で止められにくい |
| ③ | 民間病院 200〜499床 ★今回新規作成 | 433 | 238 55% | 433 100% | 23 | 厚生労働省 関東信越厚生局の「届出受理医療機関名簿」(毎月更新)から作成。大学病院と500床以上は除外(入札とベンダーが強く、萬年様の実績=中規模と合わないため)。公式サイトは電話番号の一致で確認して98%特定。うち164施設は「診療録管理体制加算1」を届出済み=専任の医療情報システム安全管理責任者が制度上必ずいる |
| ④ | Pマーク・ISMS取得企業 | 6,960 | 6,960 100% | 6,707 96% | 121 | 公式名簿の全量(Pマーク17,727件・ISMS5,588件)を企業データベースと突合。規模で絞ると2,449社になるが、絞らない方が母数2.9倍で当たり密度はほぼ変わらない |
| ⑤ | 面(業種で絞り込み) ★今回新規作成 | 1,338 | 1,338 100% | 1,291 97% | 28 | 母体9,388社から、萬年様の既存客で実際に取引が始まった業種だけを抜いた。3階建て=A 当たり筋と完全一致711社/B パソコン密度が高い近隣業種290社/C IT・Web・広告制作の大分類351社 |
| 合計 | 12,331 | |||||
システム開発98/システム受託開発88/ITコンサルティング39/映像・CM制作35/印刷35/デザイン32/Webサービス27/経営コンサルティング27/テレビ番組制作25
これらは社員が少なくても一人一台以上、しかも高スペック機を3〜4年で入れ替える業種です。既存のお客様は73%が100名未満ですが、同じ業種で規模が一段上がれば、出る台数は数倍になります。 だから規模ではなく業種で絞り、それを100名以上の帯に当てる——これが⑤です。9,388社を1,338社に絞ったので、1通あたりの当たり率は上がるはずです。 ただしこれは仮説なので、初月に絞込前と絞込後を同じ通数で撒いて反応を比べます。
③業種を問わない共通の構造 — 4本
この4本は業種から生まれていません。会計と調達の仕組み・産廃許可の制度・市場の価格慣行・情報管理規程の一般形から生まれるので、どの業種にも同じ形で出ます。
| # | 構造 | なぜそうなるのか | 電話で使う形 |
|---|---|---|---|
| 1 | 入替と処分の時計がずれる | 入替は日付・予算・実行者がある。処分は日付も予算科目も担当もなく、追加の判断(消去方法・業者選定・稟議)が要る→先送り→倉庫・棚・準備室に溜まる | 「前回入れ替えた時の古い機械、まだどこかに置いてありませんか」 |
| 2 | 品目・所有区分・拠点で業者が割れる | 産廃の許可は都道府県×品目、買取は古物商、消去は別業者。組織の不要品は混ざっている→山1つに3業者・3見積・3日程→担当者が止まる | 「棚・モニター・コード類まで混ざったまま、一度で」 |
| 3 | 「消したこと」と「消したと説明できること」が別作業 | 規程は「消してから出せ」。処分に予算がない→社内で消す→1台小一時間。しかも記録は自社発行なので、審査・親会社・取引先に説明できない | 「消した記録、台数分残っていますか」 |
| 4 | 小口化・先送りで工数と費用が膨らみ、買取価値は落ちる | 少量を都度出せば運送費が割高。まとめるために保管すれば工数と紛失リスク。その間に機器が古くなり再販価値が下がる | 「買取で相殺して0円か返金。関東は自社便なので運送費が別に出ません」 |
移転や統合は「課題」ではなく「引き金」
移転・統合・改装は、上の4本を表面化させるイベントであって、独立した課題ではありません。 だから入口は慢性(山)を聞き、移転などの急性のイベントは再アプローチの暦に回す——これが設計の骨格です。
④セグメントで変えるのは3点だけ
3つのAIとも「分岐の骨組みは共通でよい。無理に差を作るな」で一致しました。差し替えるのは次の3点です。
1. 山の場所の名詞
学校=準備室・地下倉庫・各教室/病院=近隣の倉庫・旧サーバー室・売店の什器/販社=自社倉庫の引き取り品(データ入りのNAS・UPS)/Pマーク層=鍵のかかる棚の「消去待ち」/面の本体=会議室の隅・総務の棚
2. 動く時期(暦)
学校=年末の整理・年度末の除却/病院=システム更新(5〜7年周期)・年度末/販社=納品案件ごと/Pマーク層=更新審査の前/面の本体=決算期
3. 呼び出す相手
病院=医療情報システム安全管理責任者(200床以上は制度上必ずいる)/Pマーク層=個人情報保護管理者(必置)/学校中高=事務長/大学=情報センター+財務・管財課/販社=営業のご責任者
⑤リスト別の入口 — 最初に言う言葉
名乗りは共通です。「お世話になります、埼玉でパソコンの回収と買取をしております萬年の○○と申します。」以下、各300字前後(電話で30〜45秒)。
「台帳と突き合わせ」を出す理由:立入検査では台帳管理が現物確認される項目なので、そこから廃棄へつなぐ話法が成立します。
(別案)「古い機械の処分の見積もりが高くて、入れ替えの商談が止まったことはありませんか。」
① 「御社の不要なパソコンを買い取ります」——販社は売る側です。買い手として扱われた瞬間に「うちは売る立場だ」でシャットアウトされます。
② 「萬年はレンタルや販売もやっています」——絶対に言わない。萬年様のレンタルPC事業とIT製品販売は、この相手にとって競合です。
⑥断られた後の分岐 — 骨組みは共通
3つのAIとも「セグメントごとに分岐を作り分ける必要はない」で一致しました。以下が共通の骨組みで、出現頻度の高い順です。差分だけを後段に置きます。
裏にある思い込み=「処分=入替の瞬間の話」。棚にある山を処分対象だと認識していない
・「無料だった」→「証明書と運送費も込みでしたか?」→ 込み=資料送付へ/別だった=「そこが結局費用になる所で、萬年は自社便なので…」→ 日程を打診
裏=現状維持。変えるコストが見えていない
裏=全部リースだと思い込んでいる(実際は混在が多い)
裏=自社作業はタダ、記録も自社で足りる
裏=裏切られた経験(国民生活センターに実際の相談記録あり)
裏=持ち出し=漏洩(2019年の神奈川県HDD転売事件)
セグメント固有のNG(共通の骨組みに足す差分だけ)
| リスト | 固有のNG | 裏にあるもの | 切り返し |
|---|---|---|---|
| 学校 | 「年度末まで動けない」 | 暦で動く | 「年度末に出す分は、今どこに置いてます? 今のうちに何が値段つくか見ておくと、年度末の除却の書類が一度で済みます」→ ダメなら「1月にもう一度」 |
| 「理事会・法人本部で決める」 | 稟議が重い | 「費用がゼロか収入になる形だと稟議が軽くなります。事務長さんにその形だけご説明したいのですが」 | |
| 病院 | 「システム会社が持って帰る」 | ベンダーが全部やる | 「ベンダーさんが持って帰るのは今回入れ替えた分だけですよね。その前のとか、事務のパソコン、什器は?」 |
| 「院内で壊してから出している」 | 破壊=完了 | 「壊した後の筐体と、壊した記録の写真はどうされてます?」→ 破壊写真つき証明書へ | |
| 「感染対策で業者を入れられない」 | 業者=院内に入る | 「玄関や倉庫の前までで結構です。関東は自社便なので日時も合わせます」 | |
| 販社 | 「自社で処分ルートがある」 | 提携先で足りている | 「そのルート、処分費はお客様に請求してます? それとも御社で被ってます? NASやUPS、バッテリーも受けてくれます?」 |
| 「萬年さんはレンタルやってるでしょ」 | 顧客を取られる | 「回収と消去の部分だけをお使いいただく形です。お客様との窓口は御社のままで」 ※この言い方には萬年様の同意が必要です(⑩の確認事項) | |
| Pマーク・ISMS | 「規定で指定業者しか使えない」 | 指定=固定 | 「指定の要件は証明書とセキュリティ体制ですよね。萬年はISO27001・Pマーク・ADECを持っているので、指定に足していただくことは可能ですか」 |
| 「立会いが必須」 | 立会い=安全 | 「立会いのご相談ができるか確認してお返事します」 ※できると言わない(材料で確認できていないため) | |
| 面の本体 | 固有のNGなし。共通の骨組みのみ | ||
⑦着地の設計 — 「ない」で終わらせない
断られても必ず持ち帰る5項目(全リスト共通)
| # | 回収するもの | 何に使うか |
|---|---|---|
| 1 | 次の入替・更新の時期(学校=年度末か夏か/病院=電子カルテ更新の年/販社=直近の納品案件/Pマーク=次の審査月/面=決算期) | その少し前に再架電する。これが追客フックの本体 |
| 2 | 買っているかリースか(比率を一言) | 売れる玉があるかの仕分け。リース100%なら深追いしない |
| 3 | 山の場所と量の目安(「棚ひとつ分」「部屋ひとつ」「倉庫」) | 台数の見立て。訪問の優先順位 |
| 4 | 今の出し方(払っている/無料/自分で消す) | 次回の切り崩し方を事前に確定できる |
| 5 | 担当者名・部署・メール | 次に誰へ架けるか |
資料送付に分岐した場合は、これに「PC以外で困っている物はありますか(棚・サーバーラック・コード類・バッテリー)」の一問を足します。
アポに全振りか、見込みとして育てるか — リストで答えが違います
| リスト | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| Pマーク・ISMS | アポに全振り | 山(消去待ち)と規則(審査という締切)が両方ある。山があればその場で転換しやすい |
| 販社 | 関係構築型(1件の価値が高い) | 1アポ=複数案件の流れになる。紹介か直接契約かの形を商談で決める必要がある(後述の法令の制約) |
| 学校 | 見込みを育てる型 | 暦で動く。12月と1〜2月に再架電した方が転換する。今無理に押すと「年度末に」で切れる |
| 病院 | 育てる型+台帳突合の資料 | 更新周期が長く、決裁が複数部署にまたがる |
| 面の本体 | 回収して仕分ける | 母数が大きいので、山の有無で機械的に仕分ける方が効率的 |
再アプローチ(いつ・何を持って・誰に)
| リスト | いつ | 何を持って | 誰に |
|---|---|---|---|
| 学校 | 12月上旬(年末整理)/1〜2月(年度末除却)/8月(夏休みの工事) | 「何に値段がつくか」の早見表と、除却用の一覧の雛形 | 事務長・情報センター |
| 病院 | 電子カルテ更新の3〜6ヶ月前/更新後3ヶ月/3月 | ガイドライン7.3の該当箇所、台帳突合の雛形、破壊写真つき証明書の見本 | 医療情報システム安全管理責任者・総務課 |
| 販社 | 月1(案件ベース)→提携が決まれば定例 | 証明書の見本、納品と同日回収の流れ | 営業のご責任者 |
| Pマーク・ISMS | 更新審査の2〜3ヶ月前 | シリアル番号入り証明書の見本 | 個人情報保護管理者 |
| 面の本体 | 四半期/3月・9月の決算期 | 早見表 | 総務・情シス |
初月の配分(リストが確定したので実数で組みました)
| リスト | フォーム 月4,000通 | 電話 月1,000件 | この配分にした理由 |
|---|---|---|---|
| ①販社 1,551社 | 800 | 200 | 取引開始率が最も高く既存客との重複ゼロ。1社獲れば繰り返しになるので、電話を厚めに |
| ②学校 2,049校 | 1,000 | 250 | 年末の教室整理・年度末の除却が今から動く時期。部署別の直通電話が1,357校あるので接続率が高い |
| ③病院 433施設 | — | 170 | 加算1を届け出ている164施設に集中。呼び出す相手が制度上いるので受付を通りやすい。まず全件かけ切って反応を測る |
| ④Pマーク・ISMS 6,960社 | 1,400 | — | 証明書が効くかを他リストと比べて測るための面。フォームで反応を見る |
| ⑤面・業種絞込 1,338社 | 800 | — | 絞込前(9,388社)から同数を撒いて比較。「業種で絞ると当たるか」の検証 |
| (比較用)面・絞込前 | — ※④の一部を充当 | — | ⑤との比較対照。同じ文面・同じ通数で撒く |
| フォームに反応した先へ | — | 380 | 閲覧2回以上・滞在が長い先から優先。電話の4割は"反応があった先"に使う |
②業種で絞った⑤と、絞る前の面の反応の差(絞込が効いているかの検証)
③断り文句の型の分布(今は推論なので実データで置き換える)
④病院の加算1リストの接続率(受付を通れるかの検証)
⑧呼び出す相手
| リスト | 呼び出す人 | なぜその人か | 受付で言う言葉 | 決裁は誰か |
|---|---|---|---|---|
| 大学・短大 | 情報センター/情報システム課(データ)+財務・管財課(除却) | 処分はデータと除却の2部署にまたがる | 「パソコンの入れ替えや処分をご担当の部署をお願いします」 | 事務局長/法人本部 |
| 私立中高 | 事務長 | 情シスがいない。事務室が資産と業者を持っている | 「事務長さんをお願いします」 | 事務長→校長/法人 |
| 専門学校 | 事務局長/教務(PC教室) | 350台の実績が専門学校 | 「パソコン教室の機械の入れ替えをご担当の方」 | 事務局長 |
| 病院 | 医療情報システム安全管理責任者(実務は情報システム課・医療情報部)/什器は総務課・施設課 | 200床以上・診療録管理体制加算1では制度上の配置義務。肩書が決まっているので受付が繋ぎやすい | 「医療情報システムのご担当の方をお願いします」/什器なら「総務課で備品の処分をご担当の方」 | 事務長・事務部長(買取の収入が出ると経理も絡む) |
| 販社 | 営業部長・営業企画(提携の判断)/技術・サポート(現物を持っている) | 引き取り品は技術側が抱え、流れを決めるのは営業側 | 「法人向けにパソコンを納めている営業のご責任者をお願いします」 | 役員・社長(提携になるため) |
| Pマーク・ISMS | 個人情報保護管理者(Pマークで必置)/情報セキュリティ管理責任者。実態は総務部長・管理部長 | 肩書が制度で決まっている | 「プライバシーマークのご担当の方をお願いします」 | 管理部長(費用ゼロなら即決の可能性) |
| 面の本体 | 総務(備品・業者)→情シス(データ) | 100名規模は総務が窓口 | 「パソコンの管理や処分をご担当の方をお願いします」 | 総務部長 |
決裁者に刺さるのは「費用ゼロ・返金」と「証明書」(説明責任)。
だから担当者と話す時は手間から入り、最後に「上の方には、費用ゼロと証明書という形でご説明いただけます」と、上に上げる材料を渡します。
⑨言ってはいけないこと(歯止め)
材料で裏が取れていない主張です。オペレーターが言うと、その場では通っても後で信頼を失います。
| 言ってはいけない | 理由 |
|---|---|
| 「立入検査で廃棄について聞かれます」(病院) | 令和8年度版チェックリスト19項目に廃棄・消去の項目がありません(全項目確認済み)。言えるのは「ガイドラインが求めています」まで |
| 「Pマーク/ISMSの審査で第三者の証明書が必須です」 | 買い手本人の記録は「記録は必須、証明書で代替できる」まで。「必須」とは言えません |
| 「6,000社の実績」「16年漏洩ゼロ」「満足度98.6%」 | 根拠資料をいただく前は使いません |
| 「他社さんが受けた廃棄の案件を、うちが引き取れます」(販社) | 廃棄物処理法 第14条第16項で再委託は原則禁止。合法な形は「有価買取(古物商取引)にする」「排出事業者と萬年様が直接契約し、販社様は紹介者に留まる」「小型家電の認定計画に委託先として記載する」の3つだけです |
| 「立会いができます」「全国対応です」「当日回収します」「Macも買い取ります」「証明書をお客様の名義で出せます」 | いずれも材料で確認できていません |
| 「どんな古さでも0円です」「証明書は無料です」 | 0円になる下限の条件(世代・台数)が確認できていません。「まず見させてください」で逃がします |
| 「業種によってニーズが違います」 | 142事例の集計は統計として使えないと3者が判定しました(重複・索引ページ・処分以外の事例の混入) |
② 「従業員100名以上に絞る」の根拠は成立しません——「既存客の73%が100名未満」は「小口を内製で取り切った証拠」ではなく、従業員数と排出台数は直結していません(上場企業の事例でも15台)。100名以上は作業上の足切りには使えても、価値の根拠には使えません。代わりに電話で「事務のパソコンは何台くらいですか」「買っているかリースか」の2問で仕分けます。
③ 「環境・ESGは一度も出てこない」は事実誤認——競合事例3本でCO2報告・環境負荷が導入前の要件として出ていました。ただし萬年様の顧客層には出ないので、入口に使わない判断は維持し、上場企業・外資への切り返し用に温存します。
⑩萬年様のご判断・ご確認が要ること
| # | 確認したいこと | 決まらないと何が止まるか |
|---|---|---|
| 1 | 販社ルートで、御社のレンタルPC事業・IT製品販売との関係をどう整理されますか。「回収と消去の部分だけをお使いいただき、お客様との窓口は販社様のまま」という言い方をしてよろしいでしょうか | 最優先リスト(1,551社)のトークが確定しません。販社にとって萬年様のレンタル事業は競合なので、扱いを誤ると逆効果になります |
| 2 | 販社様への紹介料・取り分はありますか。また、消去証明書を販社様の名義で出せますか | 商談で必ず聞かれます。答えられないとその場で止まります |
| 3 | 0円になる下限の条件(何世代以降・何台から)。証明書の料金と宛名。立会いの可否。Macとリース返却品の扱い | オペレーターが言い切れず、全リストで「まず見させてください」に逃がすことになります |
| 4 | 病院トークで国のガイドライン7.3を引用してよいか(法務・営業のご判断) | 病院リスト644施設の入口が確定しません |
| 5 | 既にお取引のある学校・病院・販社はNGリストに追加してください | 重複架電の事故を防ぎます |
| 6 | 受注に至ったお客様3〜5社について、最初に接触した時点で何が分かっていたか(台数・世代・入替時期・当時の処分先・窓口の部署) | 「良いアポイント」の合格ラインを実績から作れます |
正直な限界
断られた理由の実データがありません
競合の事例は導入後に成功したお客様の後付けの語りで、断った側の声はゼロです。⑤のNGとその裏にあるものは推論であり、実際の断り文句の分布は最初の200件で取り直す必要があります。
部署名と決裁ルートは推論です
制度と一般的な組織構造からの推定で、架電ログで確認していません。特に学校の「理事会は不要」は推測です。
顧客像が違う可能性
萬年様の既存客(IT・映像・印刷・デザイン/73%が100名未満/26%が1都6県の外)と、今回のリスト(100名以上・1都9県)は像が違います。事例から引いた「運送費・保管スペース・手間」の軸が100名以上にそのまま効くかは未検証です。
読み上げの検証がまだです
各トークは300字前後で設計していますが、実際に電話で30秒〜1分に収まるか、素人が自然に読めるかは音読で確かめる必要があります。
この4つで、入口を「山」のままにするか、リストごとに変えるかを決めます。